カンボジアのゲストハウスの屋上でもらった石がとんでもない石だった話
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旅
遡ること5年ほど前の2009年4月
その頃僕は東南アジアを放浪していました。インドネシアの島々でサーフィンした後タイに渡り、陸路でカンボジアへ。向かった先はアンコールワット
アンコールワットの話はひとまず置いておいて、その時泊まったゲストハウスでの出来事を話したいと思います。
日本人ゲストハウス
世界中のあちこちに旅人向けのゲストハウスと呼ばれる安宿があります。ホテルと違うのはシャワーやトイレが共同だったり、相部屋があったりするところ、そしてホテルより格段に安い宿費です
アンコールワットの観光拠点のシェムリアップに日本人ゲストハウス「タケオゲストハウス」があります。日本人専用という訳ではありませんが、旅好きの日本人が集まるとのこと。さらにその話を聞いた日本人が集まるというのを繰り返していくうちにいつの間にか客の殆どが日本人になってしまったという宿です。
僕が泊まったタケオゲストハウスの部屋はシャワー付きシングルルームで、1泊約500円でした。
日本人バックパッカーとの出会い
この宿のロビーには日本の漫画が沢山置いてありました。昼間は暑くて外に出るのがしんどいのでこのロビーで漫画を読んで時間を潰したり、時間を潰している他の日本人と話をしたりしてました。
そして、そこで知り合った人たちと一緒に遺跡観光に行ったり、ご飯を食べるようになりました。単身で旅行している人が多くてすぐに仲間がみつかりました。
夜会
夕食後、ゲストハウスの屋上でゲームをしたり、買ってきた南国フルーツを頬張ったり、どこから来たのか、これからどこへ向かうのか、どこの宿が安い高い、あそこは危ない、面白いと言う話で盛り上がってました。
するとそこへ、同じくタケオゲストハウスに泊まっているちょっと年配の日本のおじさんがやってきました。
『おーおー、盛り上がってるね』
おじさんは小学校の先生をされていた方で、ネパールに小学校を作るプロジェクトをされている話をしてくれました。その時もネパール帰りでした。
ネパールの色々な話を聞かせて頂き、そろそろ時間も遅いし解散しようとした時、おじさんが
『そうだ、そうだ。よかったらお土産もらってくれないか?』
ネパールの石
おじさんがおもむろに石を取り出しました。
石?おじさんのお土産ってその石??
河原に落ちていそうなその石を見たとき、なんかちょっとがっかりしました。だって石だもん。。食べれないし(笑)
おじさんが言うにはヒマラヤで入手して持ってきたとのこと。
ヒマラヤかー!それはありがたい!!となぜか僕の中で一気に石の価値が上がりました。だってヒマラヤですよ!?
それでもちょっと遠くからやってきたただの石には変わりありません。
石を眺めている僕らにおじさんは
『実はその石、開くんだ』
え!?開く??
恐る恐る石の両端を両手の指先でつかみ引っ張ってみると
!!!!
うぉ!!なんだこりゃ!
すげー!アンモナイトじゃん!化石じゃん!!
僕らのテンションが上がりまくったのは言うまでもないと思います。
ヒマラヤのアンモナイトの謎
なんで標高の高いヒマラヤに海の生物の化石があるのか不思議ですよね。僕も不思議でした。
実はヒマラヤはその昔、海底だったそうです。そして、ユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートの衝突があり、その海底プレートの衝突で盛り上がって出来た山脈がヒマラヤとの事です。
アンモナイトもビックリです
おわりに
僕ら6人、お土産の化石は2つ
もちろん全員その化石が欲しいです。でも化石は2つ
『公平にジャンケンしましょう』
『いきますよ〜 ジャンケンポン!』
今、机の上に置いてあるその石を眺めながら、当時を思い出してこの記事を書いています。
あれから5年、みんな元気にしてますか??
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